企画展 『松阪木綿』 ~藍が生み出すジャパンブルーの粋(イキ)~
開催期間
令和5年3月18日(土曜日)~令和5年5月28日(日曜日)
場所:松阪市立歴史民俗資料館(2階 小津安二郎松阪記念館)
開館時間
3月まで:9時00分~16時00分
4月から:9時00分~16時30分
展示概要
松阪は蒲生氏郷の楽市楽座等の政策により商業の町として発展し、江戸時代における代表的な商品は松阪木綿でした。三井家をはじめとする松阪商人たちは江戸で藍染め縞模様の反物などの松阪木綿を販売し、粋を好む江戸っ子たちに松阪縞と称され大いに人気の商品となりました。
明治初期に東京を訪れた英国人は、街中が藍色の着物や暖簾などであふれていることに驚くとともに、その色合いを「ジャパンブルー」と称賛しました。
また、江戸時代の文献「和漢三才図会」には、木綿は「勢州松坂上ト為シ…」と記され、松阪木綿が最上級品と評価されていたことが分かります。
今回の企画展では、全国的にも認められた松阪木綿が生み出された背景を紹介するとともに、江戸の町で大流行した松阪縞、ジャパンブルーの魅力に迫ります。
なお、毎日曜日には1階機織り機展示コーナーにて、松阪もめん手織り伝承グループ「ゆうづる会」会員による機織り実演をしていただきますので、ご自由にご見学ください。