こんにちは。
さて… 今回は 少々特殊な 細部加工です。 細部については 本当にキリがないので、ここまでの お話にさせて頂きますね。
補修工程としては 全てが終了しているのですが、諸般の事情により、ブロックの端面が モルタル仕上げになってしまいました。 これでは ブロック面の 目地との整合性がとれていなくて、質感も含めて 少々 違和感を感じます。 下がその写真です。
アップにすると こんなカンジです。
もったいないのですが、一度 モルタル面を はつります。 ※ はつる = 細かく砕く… くらいの意味
そして ブロック紋様を形どった 木の型枠を あらかじめ造っておいて、端面の目地部分に合わせて ズレがないように位置を確認した上で 仮固定します。 この辺の 木型を作成しての コンクリート製品とのマッチングは 元コンクリート二次製品製造業者としては お手の物です。 技術師の創意工夫が生きてきます。 内側は 目地と 自然な質感が再現されるように形づくられて、溶剤が充填されています。
アップにしたのが、下の写真です。 状態が固まるまでの間に 木型がズレてしまわないように、ガッチリと固定されています。
そして 型どりが完成して 養生の後に、最終的に 吹き付け加工したのが 下の写真です。
引いた写真が こんなカンジです。 ブロックの端面として 自然に完成しています。 普通に ブロックを積んだ… と思われても 不思議のない仕上がりです。
以上のように、仕上げに至るまでに 前回 ・ 前々回と同様に 様々な細かい修正を 隅々までしてゆきます。 テーマは自然さですね。 「元の状態を元の通りに」 と言ったところでしょうか。 本当に 細かい修正の例をあげだすと 先に進めなくなるので、ここまでにしておきますが、概要は お分かり頂けたか… と思います。
次回は 次のステップに進みます。
では また。
☆御見積り無料☆
三重県 松阪市 櫛田町 1135番地
協和コンクリート工業 株式会社
電 話 =0598-28-3111
ファックス= 0598-28-3114
URL = http://kyowacon.com/