こんにちは。
さて… 本題です。 それでは、それらのマンションやビルなど建物の耐用年数はどれくらいなのか?
結論から言うと… それは コンクリートの寿命で決まるのです。
一般的に 鉄筋コンクリート (構造物) は、鉄筋 ・ 鉄骨を骨組みとして、その周りをセメントと骨材とよばれる砂と砂利に水を混ぜ、化学反応させて 固めて一体化させたものです。 強いアルカリ性を持っており、この性質が酸化することで 錆びやすい鉄筋を保護しているために、劣化することなく強度を保ちます。
コンクリートは圧縮に強く 引っ張りに弱い 材料で、鉄筋は 引っ張りに強く 圧縮に弱い 材料で、前述の化学的特性と合わせて お互いの弱点を補い合うという利点があります。
しかし コンクリートは時間が経過するにつれ、雨水や空気中の炭酸ガスや亜硫酸ガスなどと反応し 徐々にアルカリ性が弱くなっていくのです。 進行すると 表面のセメント成分が取れてザラザラになり、水アカが付着し コケが生えてきます。 昨今の酸性雨の影響も大です。
この現象は コンクリートの中性化または炭酸化と呼ばれ、コンクリートの表層から鉄筋の位置まで それが進行すると、鉄筋は錆びて 膨張してしまいます。
ペットボトルの水を凍らせると パンパンに膨張する現象をイメージすると 分かりやすいと思います。 内側からの錆により コンクリートは その力に耐えられなくなり、ひび割れて中性化に拍車をかけてしまいます。 こうなると 鉄筋は本来の性能がなくなり、最悪の場合には倒壊してしまいます。
( 続 く )
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