こんにちは。
前回の続きです。
中性化が鉄筋の表面に到達する時点を コンクリートの耐用年数とする考え方と、中性化が鉄筋の表面に達し鉄筋が腐食し、コンクリートにひび割れを生じさせる時点を 耐用年数とする考え方があります。
どちらの考え方に沿っても コンクリート構造物の耐用年数を検討する上で、コンクリートの中性化深さがどの程度進行しているかを測定することで ある程度 耐用年数を知ることが出来、それにより 劣化の進行を止めるための手だてを考えることが出来るようになるのです。
コンクリートの寿命を考える上で コンクリートの 「中性化 ・ 炭酸化深さの測定」 で劣化の進行状態を調べられます。
調査して、劣化の状況を見て、きちんとした補修 (外壁なら外壁補修だとか、撥水材=クリア を塗布するとか 目地補修をするとか) することで、50年どころか80年でも 100年でも もつ状態にすることが出来ると考えています。
ですから、30年とか50年経ったから壊して建て替えではなくて、きちんとした維持管理・補修・改善改良を行うことで 構造物を出来るだけ長持ちさせてやりたいと思っています。
「スクラップ&ビルド」 と言う言葉もありますが、直す方が廃棄物も少ないし、コスト ・ 工期を考えても、大切に長持ちさせることを提案致します。 何より その建物に対する愛着が湧くと考えます。 繰り返しますが、100年もつコンクリート構造物は その構造物の歴史 ・ 足跡の刻みを尊重してあげたいとも思っています。
( 了 )
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